太陽の昇る場所(同じ場所から季節を変えて見てみよう)

解説

 ひんやりとした朝の空気や日中の短さといった、様々な自然の表情から季節の移り変わりを感じとることができます。

 このような季節の変化は、太陽の動きと深い関係があります。

 朝日の昇る位置は季節によって移動し、それは日の長さにも影響しています。

■5月の大型連休頃

■5月下旬頃

 太陽の出ている時間が1年で最も長い夏至の頃には、上田代から見ると太陽が燧ヶ岳の山頂近くから昇ってきます。

 しかし8月には燧ヶ岳と皿伏山の間あたりまで移動し、初霜の降りる頃には皿伏山から太陽が顔を出すようになります。

■6月中旬頃

■8月中旬頃

 日の出の位置が変わるだけでも、朝の表情がずいぶんと違うものです。

 魅力的な朝の撮影をねらう方には、太陽が昇る位置を考えながら計画を立てると、燧ヶ岳の影が至仏山に映る瞬間にも出会えるかもしれません。