尾瀬のツキノワグマ保護管理(クマと私たちが共存できる尾瀬を目指して)

解説

 ツキノワグマが生息する尾瀬では、湿原や樹林内でたびたびその姿が目撃されます。

 ツキノワグマは一般的には人を恐れて生活しており、こちらの存在を事前に感じ取って見つからないよう避けて行動しています。

 しかし、私たちが何の配慮も無く尾瀬を歩くことで、不意の遭遇による人身事故が起こる可能性もあります。

 こうした事故を未然に防ぐために、尾瀬保護財団では環境省からツキノワグマ保護管理業務を受託し、対策マニュアルの作成や、出没状況に応じた段階的なクマ対策を行っています。

■ツキノワグマの移動経路となっている場所にはこうした警鐘が設置されている。
鳴らしてから通行するようにしよう

 尾瀬を歩いていて見かける以下のものもクマ対策によるものです。

 ・看板 → ツキノワグマが生活している場所に訪れていることを認識してください

 ・警鐘 → 主にツキノワグマの移動経路に設置されています。

 通行の際には鐘を鳴らして人間がいることをクマに知らせましょう

 ・木道脇の草刈り → 不意の遭遇を未然に防ぐために刈り払いを行っています

■刈り払い作業のようす。ツキノワグマとの突然の遭遇を避けるための対策のひとつだ

 弁当や菓子の残りを放置することは、クマに人間の食べ物の味を覚えさせ、危険なクマを作ってしまうことにもつながります。尾瀬を訪れる私たちひとり一人が気を付けましょう。

■人間を恐れて逃げるよう、お仕置きをして放獣する「学習放獣」も行われている

◆動画による紹介(クリックすると表示されます)