秘話 その15
「何度でも、会津駒ヶ岳」※2015年4月時点の情報です
平成19年の尾瀬国立公園誕生時に、新しく尾瀬の仲間に加わった会津駒ヶ岳。会津駒ヶ岳山頂付近からは燧ヶ岳や至仏山まで望むことができ、その圧倒的、そして開放感に満ちあふれた眺望は何度でも見たくなる魅力をもっています。そんな会津駒ヶ岳で、魅力ある小屋作りに挑戦している駒の小屋の三橋一弘さんにお話を伺いました。
駒の小屋
三橋 一弘 Kazuhiro Mihashi
尾瀬から始まった山人人生
「私が尾瀬で初めて働いたのは、平成3年の時でした。それまでは東京で生活していて、いつかは山で働きたいと思っていました。ちょうどその時、従業員を募集していた御池ロッジで採用され、尾瀬での生活が始まりました」と周囲が雪に覆われながらも、焚かれたストーブの熱が心地よく体を温めてくれる駒の小屋で、三橋さんは話し始めてくれました。 「尾瀬ヶ原に象徴されるように、“広大な湿原に木道が引かれていて、花がたくさん咲く有名な場所”というのが、尾瀬に来るまで私が持っていた尾瀬のイメージでした。平成3年から、尾瀬の山小屋で働く中で、尾瀬の豊かな自然とふれあうことが経験でき、いろいろなシーンにも出会えました。中でも、尾瀬で控えめに咲くちょっとした花を見ることが好きだったこと、そして、尾瀬の秋の風景がとても印象深かったことを覚えています」と三橋さんは尾瀬との出会いの頃を思い出しながら、話を続けてくれました。残雪期の営業
小屋前から会津駒ヶ岳山頂を望む
営業終了後下山前に雪囲いを設置する三橋さん
魅力的な山小屋にしたい
柔らかいランプの光の中自炊をしながらの団らん
駒の小屋 データ
問い合わせ先 : 080-2024-5375
Website : 尾瀬国立公園 会津駒ケ岳 駒の小屋
小屋前での三橋さんご夫婦