清流の植物(川の中に何がいるかのぞいてみよう) - スギナモ

解説

 上ノ大堀川橋から川をのぞき込んでみると、スギナモという水草が生えていて、ゆるやかな川の流れに揺られているのを見ることができます。

 スギナモは北日本の池沼に生育する水草で、細かい葉が輪生した多数の茎が束となり、房状になって川面を覆うほどの大きさになります。

■上ノ大堀川で見られるスギナモ

 8月には茎の先端が水面から出てきて、突き出す独特の姿になります。

 水草は水の温度や流れの速さ、きれいさや水質などに敏感な植物で、環境の変化によって種類が変わってしまいます。

 水質のバロメーターともいえる水草は、日頃から気をつけて見ていきたい植物です。

■8月になると茎の先端が水上へとあらわれる