池塘の住人(意外と見つけやすいアカハライモリの様子を観察しよう)
- 時期 : 6月上旬~10月中旬
- 場所 : 湿原の池塘(上田代)
- 観察や学習の対象 : 動物,
- 学習の目的や育てたい能力 : 観察,
解説
池塘をのぞき込むとかなりの確立でアカハライモリを見つけることが出来ます。
体が黒っぽく池塘の底と同化していますが、名前のとおりお腹は鮮やかな赤色をしています。
水中で方向を変えるときにチラッと見えることがあるのでお見逃しなく。
この赤色は、イモリの天敵である鳥に対して「自分を食べると毒だ」とアピールすることで、身を守る役割をもっています。
実際にアカハライモリには弱い毒があるので、触った後はよく手を洗いましょう。
■お腹の警戒色を見せるアカハライモリ
イモリはサンショウウオと見間違うこともあります。
尾瀬にはトウホクサンショウウオ、クロサンショウウオ、ハコネサンショウウオが生息していますが、サンショウウオは流れのある水中に棲むので、池塘で見かけることはありません。
水中で生活するアカハライモリの食べ物はヤゴやユスリカの幼虫、ミジンコなど。
魚のいない池塘では、最も強い生き物といえるかもしれません。
■池塘ではゆったりと泳ぐアカハライモリを確認することができる