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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2026.07.03

2026年7月3日-尾瀬沼ビジターセンターより(夏山開き直前!燧ヶ岳)

■天気:曇り時々雨
■気温:16.5℃(9時)16.4℃(昨日の最高気温)13.3℃(今日の最低気温)

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

本日の尾瀬沼周辺は山霧に囲まれ、静けさが漂っています。

【本日の大江湿原】

山霧に包まれて植物たちも生き生きとしているようです。

さて、来る7月5日(日)に燧ヶ岳は夏山開きを迎えます。本日のブログでは夏山開き直前の燧ヶ岳の様子をお送りします。(写真撮影日:7月1日)

夏山開きの詳細はこちらの「第24回 燧ケ岳夏山開きについて」(尾瀬檜枝岐温泉観光協会のページ)をご覧下さい。

【登山道の様子(御池登山道~山頂~長英新道)】

クリック(タップ)で拡大

①御池登山道は歩き始めた地点からぬかるみが多く見られます。スパッツ等で対策しましょう。

②少し登ると滑りやすい岩場の急坂となります。慎重に進みましょう。

③広沢田代と熊沢田代の間では木製階段の道があります。階段が抜けている箇所や足元が不安定な箇所があります。十分お気をつけてご通行ください。

④熊沢田代より上部では雪渓が50m程残っています。やや固く締まった残雪ですので、不慣れな方は滑り止めやストックをご用意ください。また、雪渓が無い場所でも雪解け水による流水が発生していますので、防水性のある登山靴がおすすめです。

御池登山道の雪渓の様子

⑤柴安嵓東斜面の登山道上に5m程の残雪が残っています。踏み抜きやスリップにお気をつけください。

⑥長英新道の4~6合目にかけて急坂が続きます。登りの際は一息つきながら歩きましょう。

⑦長英新道1合目ではぬかるみが多く見られます。足の踏み場にお気をつけください。

登山道の残雪は御池登山道の熊沢田代上部と柴安嵓東斜面のみとなり、長英新道と見晴新道ではすべての残雪がなくなりました。登山計画の際の参考にしてください。

続けて燧ヶ岳のお花や生き物についてご紹介します。

【御池田代の様子】

御池駐車場から燧ヶ岳への登山道とは別の方向(見晴方面)へ1分ほど進むと御池田代が広がっています。バスの待ち時間などお時間がある方はぜひお立ち寄りください。

①御池田代は標高約1500mであり、標高約1660mの尾瀬沼周辺よりも少しだけ標高が低いため、尾瀬沼周辺よりも一足早く開花したニッコウキスゲが見られます。

②ヤナギトラノオは葉が柳に似ており、花の姿が虎の尾に似ている様子からその名がつけられました。

③クルマユリの蕾の姿が目立つようになりました。鮮やかな橙色が湿原を彩るまで、もう間もなくです。

④林内に目を向けるとミズキの花が見ごろを迎えています。ミズキは枝を横へ横へと水平方向へ伸ばすことが特徴です。

【御池登山道の様子】

①広沢田代と熊沢田代との中間地点ではキヌガサソウが花を咲かせていました。

②熊沢田代が近づくとベニサラサドウダンの姿が多く見られます。花数も多く、木の下を通ると壮観です。

③ガクウラジロヨウラクはウラジロヨウラクの変種とされ、その名の通り、「がく」が目立つのが特徴です。熊沢田代と森林の境界で多く見られました。

④熊沢田代より上部、御池登山道6合目を過ぎるとサンカヨウが見られます。まだ蕾のものも多く、これからも楽しめそうです。

【熊沢田代の様子】

御池を出発して2時間ほど登り続けると、好展望の湿原、熊沢田代が広がり様々なお花を楽しめます。なお、熊沢田代では木道の付け替え工事が進行中ですので、足元にお気をつけてご通行ください。

①緑の湿原の中、鮮やかなピンク色のヒメシャクナゲの姿が際立ちます。

②イワカガミは次の画像のヒメイワカガミと比べて、花数が多く、花色が桃色な点、葉のギザギザ(鋸歯)が多い点が特徴です。

③チングルマは多くが果穂となり、綿毛状の見た目となりました。

④今年はキンコウカの蕾が多く見られ、8月のお花の時期と秋の草紅葉に期待が膨らみます。

【俎嵓周辺の様子】

標高の高い俎嵓周辺は植物にとって過酷な環境ですが、その中でもたくましく花を咲かせていました。

①ハクサンシャクナゲが次々と花を咲かせています。白色の花とともに淡い緑色の若葉の姿も楽しめます。

②岩場ではひっそりとヒメイワカガミが見られます。先ほどのイワカガミとは花数が少ない点、花色が白い点、葉の鋸歯が少ないことから区別ができます。

③赤い実が目立つコケモモはこの季節は淡い桃色の花を咲かせます。

④ツガザクラの花は次の画像のアカモノとよく似ていますが、葉が細いことから見分けることができます。

【長英新道の様子】

①長英新道6合目ではコバイケイソウが見ごろを迎えています。コバイケイソウとともに尾瀬沼の展望をお楽しみください。

②長英新道8合目付近ではラッパのようにも見えるオオバミゾホオズキの黄色が目立ちます。

③同じく長英新道8合目付近ではシロバナヘビイチゴの姿も見られます。尾瀬沼ビジターセンター周辺でよく見られるノウゴウイチゴよりも花びらの数が少ないことが多く、見分ける際の特徴の一つです。

④沼山峠から少し遅れて、長英新道の登山道中でアカモノの姿が見られるようになりました。このほか、マイヅルソウやツマトリソウの姿もよく見られました。

【カヤクグリ】

山頂が近づくと、カヤクグリの「ピリリリリリ」という鳴き声が聞こえてきます。イワヒバリとよく似ていますが、イワヒバリよりも体が一回り小さいことから見分けることができます。

山頂付近は夏場は直射日光を受けて暑さを感じることがあれば、天気が急変して雨や風にあたることもあります。天気予報をよく確認して熱中症対策の飲料水や塩分補給グッズ、撥水性のあるレインウェアをお持ちください。

また、燧ヶ岳の登山道は道中に水場やトイレはありません。どの登山道もコースタイムで7時間以上の長丁場の登山となりますので、入念に準備を済ませてから入山しましょう。

【お知らせ】

7月3日(金)、7月24日(金)19時より見晴休憩所にてスライドショーを開催する予定です。見晴地区にお泊りの際にはぜひご参加ください。詳しくは 2026年見晴地区でおこなう夜のイベントのお知らせ(7月) をご覧ください。

なお、尾瀬沼地区宿泊者の方々にお楽しみいただけるよう、金・土・祝前日に開催される夜のイベントの開始時刻を7月は普段の19時から19時30分へと変更しております。詳しくはこちらの 7月の夜のイベントのお知らせ をご覧ください。

※荒天時等はイベントを中止する場合があります。

尾瀬沼へ至る登山道は、一部破損した木道などが見られます。特に濡れた木道は滑ることがありますので、お越しの際は、足元をよくご確認いただき、スリップによる転倒などに十分注意をお願いします。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2026年「第二弾」は、尾瀬沼の初夏シリーズです。(バッジタイプ:ウグイス、コバイケイソウと燧ケ岳、ワタスゲ、マグネットタイプ:ミズバショウ、オコジョ)

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