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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2026.06.27

2026年6月27日-山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)

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お出かけの際には、尾瀬保護財団HPの2026(令和8)年シーズンについて | 尾瀬保護財団をご確認お願いします。
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■天気:晴れのち曇り

■気温:26.4℃(最高気温)13.4℃(最低気温)

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
台風の足音が近づき不安な朝を迎えましたが、そんな心配を吹き消すように雲が切れ、青空が顔を出す一日となりました。
雨上がりの陽光を浴びて、きらきらと緑が輝く尾瀬ヶ原では今、涼やかな青紫色のヒオウギアヤメやカキツバタへと花のバトンが繋がれています。視線を足元へ落とすと、数多くの小さな花たちが咲き出しています。本日は、湿原をひそかに支えるそんな小さな名脇役たちをご紹介します。

【足元の華やかな花たち】

湿原の草陰に隠れるようにして、鮮やかな桃色の存在感を放っているのはトキソウです。鳥の朱鷺(とき)の羽色に見立てられたこの色彩を見つけると、尾瀬の初夏の訪れを感じます。

湿原の緑に灯るように紅紫色の頭を出しているのは、ハクサンチドリです。その名の由来にもなっている小さな鳥たちが連なって空を舞うような姿のこの花も、湿原に季節の移り変わりを告げています。

湿原の草の間から黄色い可愛い尻尾を出していたのはヤナギトラノオです。柳のような葉の付け根から虎の尾に似た花穂(かすい)を持つことから名づけられました。

【足元の小さな花たち】

下田代では、ミズゴケのゆりかごに守られるようにツルコケモモが寄り添いあって咲いていました。そっとしゃがんで覗き込んでみると、可憐な小さな桃源郷が広がっていました。

竜宮十字路付近の湿原の水辺で、小さな黄色の光のようなコタヌキモに出会いました。泥中に伸びた枝につけた捕虫嚢(ほちゅうのう)で、微生物をすくい取っている食虫植物です。

拠水林の木道脇では、静けさに溶けるようにタチカメバソウが咲いていました。尾瀬沼の畔で咲くエゾムラサキに似ているこの花は、エゾムラサキが沼の青を映すのと対照的に、原の光を透かしたように白くはかない色をしています。

【緑色の不思議な花】

木道のそばで、異彩を放つハクサンタイゲキです。杯状花序(はいじょうかじょ)と呼ばれる珍しい花をもち、葉の中に緑の杯(さかずき)を宿したような不思議な姿。その小さな器をそっとのぞき見ると、さらに奇妙でどこか神秘的な形が隠れていました。命をつなぐ不思議な形を垣間見たような気がしました。

木道の足元では小さな命たちがひそやかに、けれど確かに微笑んでいます。長い冬を越えた尾瀬の初夏は、一歩進むごとに新しい色彩の物語に出会える場所です。ゆっくりと歩かなければ気づかないきらめきがあります。いつもより少しのんびり歩いて、そんな尾瀬の物語に出会ってみませんか。

尾瀬は山岳地帯です。天気により気温が大きく変わります。重ね着をして、気温に合わせて調節できる服装で、また必ずレインウェアを持参してお越しください。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉

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○八木沢道は八木沢橋の破損により通行止めです、ご注意ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。2026年「第二弾」は「夏の彩り」です。

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